オーケストラ・室内楽の制作(DTM)あれこれ

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ピアノ協奏曲ハ長調「空に向かって」

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3ヶ月前から着手していたピアノ協奏曲の制作ですが、PC周りの環境を一新したこともあり今頃ようやく完成にこぎつけました。

作っていて「失敗かな」と度々思ったのが、ハ長調はピアノに向いていないということ。シャープ・フラットの調号がつかないので楽譜は読みやすいのですが、白鍵ばかり弾くことになるので手の形が不自然になりやすく、ミスタッチも増えてしまうのです。でも、ハ長調のピアノ協奏曲は爽やかな曲ばかりで(モーツァルトの21番、ベートーヴェンの1番、プロコフィエフの3番)、今回の曲のイメージにもぴったりでしたので、不安を抱えつつもそのまま書き進めることにしました。

というわけでピアノパートは1小節目から少し弾きにくい音型ですが、全体的には常識的なレベルの難易度で、上で挙げたプロコの3番よりは大分弾きやすいのではないかと思います。ラフマニノフのような綿密なテクスチャーで書けたら理想的ですが、あの域に達するのは果たして可能でしょうか。

MIDI打ち込みについてですが、まずピアノはEmbertoneのスタインウェイを使用。きらびやかさが非常にリアルで、あのスタインウェイサウンドを忠実に再現してくれますが、ダンパーペダルのオンオフの間隔を長めにとってやらないと発音数を異様に消費してしまう挙動があり、調整に手間取りました。ハーフダンパー対応の予定もあるようですので、楽しみに待っています。マルチマイク収録のライブラリーですが、今回はデフォルトマイクのサンプルを使い、Vienna MIR PRO 24(VSL初のブラックフライデーセールで安かった!)でコンツェルトハウス大ホールのリバーブをかけてみました。

オケ音源についてはこの度一新しようと思い立ち、これまたブラックフライデーとクリスマスのセールでSpitfireのバンドル(SSO CS Edition)を購入しました。弦はChamber Stringsを使っており、第1ヴァイオリンが4人という小編成でしたので、当初は別の音源(まだSymphonic Stringsは持っていません)と混ぜる予定でした。打ち込みが終わって力尽きたのと、意外に大きめの編成で聞こえるのでそのまま完成形に。Spitfireのライブラリは空気感が素晴らしく、トゥッティで鳴らした時に思わずうっとりしてしまいます。ただ雑音が多めで、曲が終わった後にシュルシュルという音が聞こえると思いますが、これはソロフルートのパッチから出た音です。オートメーションを書いて調整してみたものの残響まで消えてしまうので、「これはこれでライブ録音っぽくていいか」とそのまま残しています。

タイトルのネーミングはいつも通りいい加減で、いつも命名に苦労してしまいます。投稿後に気づいてしまったのですが、スクリャービンの「焔に向かって」に何だか似ていますね。この曲のピアノパートも、スクリャービン的な左手の音型(左手のコサック!)を使っている箇所があります。

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