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十二音技法(とセリー技法)について、私なりの解説
2020/10/09 -音楽理論
先日、ソフトサンプラーKONTAKTで十二音音楽を簡単に演奏できるスクリプトを公開しましたが、そもそも「十二音技法とは何か」の説明がないのは不親切ですから、拙いながらも概要を私なりにまとめたいと思いま ...
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十二音技法で遊ぶKONTAKTスクリプトを作りました
2020/10/08 -サンプルライブラリー, 音楽理論
KONTAKT1オクターブ内にある12の音をなるべく均等に使うことで、調性音楽にはない響きを作り出すのが「十二音技法」です。適当に鍵盤を弾くだけで十二音音楽が鳴らせるスクリプトをKONTAKTで作ってみました。DT ...
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ブラームスの交響曲1&3番から学ぶ、弦楽器のぼかし方
ブラームスというと、いかにもドイツ的な作曲家でオーケストレーションもかっちりとした構成のイメージです。ところが、弦楽器の細かい分散和音による「ぼかし」のテクニックが面白く、その後の作曲家にも少なからず ...
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スコアリーディング用に、移調楽器と言語別楽器名をまとめました
スコアを読む際に一番の障壁となる、移調楽器の扱いを1ページにまとめました。オケスコアを念頭に置いていますが、一応吹奏楽の方のためにサックス系も用意しました。同時に、言語によって楽器名がわかりにくい場面 ...
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教会旋法は「井戸振り見えろ」のゴロで覚えよう。各曲の使用例も
「教会旋法」は、簡単に言うと中世の教会音楽のベースとなっていた旋法です。現在、教会旋法というと以下の7つのスケールのことを指します。 長調・短調の考えが確立されてくると、教会旋法は実際の作曲でほとんど ...
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「移高が限られた旋法」の鍵盤早見表を作りました
オリヴィエ・メシアンは20世紀の音楽の牽引役として大きな功績を残しましたが、大変ありがたいのは自著の中でその作曲テクニックを惜しみなく披露してくれたということです。 著書の「音楽言語の技法」(細野孝興 ...
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ラヴェル風和声でおしゃれなワルツを作ってみる
19世紀末~20世紀初頭は、様々な作曲家が新しい響きを模索していた時期ですが、その中でもモーリス・ラヴェルの音楽は大変親しみやすく、古典的な骨組みをベースとしながらも独創的な彩りや巧妙な仕掛けが曲の随 ...
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「フランス組曲」の短9度は全然アボイドじゃない、バルトークの例も
作曲や楽器の練習などに疲れたとき、ふと偉大な作品のスコアをぼんやりと眺めてみると、面白い発見がありますよね。J.S.バッハの作品は旋律線が美しく、楽譜の音の並びを見ただけでもその造形美が伝わってきます ...
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「ペトルーシュカ」で学ぶ楽器の交代術と、伊福部管絃楽法での指摘
最近のオーケストラ音源のデモ曲ではよく、シンセのアルペジエイターで鳴らしたように同一音型がずっと続くような楽曲を見かけます。 事実、Spitfireの音源は、確かにOstinatumというアルペジエイ ...
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ジャズピアノの「ドロップ2」とドビュッシーとの共通点を探す
ジャズの歴史について書かれた文章を読む際、よく「ビル・エヴァンスはドビュッシーを研究し……」というような記述を見つけることがありますが、実際にジャズとドビュッシーにどういうつながりがあるか言及されたも ...