オーケストラ・室内楽の制作(DTM)あれこれ

エイとタンチョウ

曲のご紹介

「薄曇りの日のクラリネット三重奏曲」

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2021年11月に、クラリネット・ヴィオラ・ピアノの三重奏曲をアップロードしましたので、スコアの抜粋と一緒に公開いたします。ちょっと変わったこの編成、ブラームスが温かい素敵な曲を書いているので真似してみた形ですが、曲調はほとんど似ていなくて、ひんやりとした雰囲気になりました。

曲は「露滴」(つゆしずく)、「解氷」(かいひょう)の2曲構成で、今作では複数の調が同時に聞こえる「複調」的なハーモニーを目指してみました。いつもの作品と違って不協和音多めの響きになったので、ちょっと無機的というか冷たく感じるかもしれません(これまで私の曲を聴いて下さった皆さんにすんなり受け入れてもらえるか、ちょっと怖々なところもあったり……)。

1曲め「露滴」の譜面(52秒付近)はこんな感じになります。3拍子の曲なのですが、最初は4拍子で曲を完成させた後、出来上がりに満足できなくて数ヶ月ほったらかしにしていました。その後、ほとんど1から書き直すような形で3拍子のリズムに納めたら何とかまとまったという感じです。

2曲め「解氷」は、文字通り春の雪解けのイメージではありますが、実のところ7月に完成させた曲なのです。4月からダラダラと、最初の数小節を作っては消すという作業を何回も繰り返して、書き上げるまで3ヶ月かかっています。

音源の1分3秒以降の譜面がこちらになります。

音源制作(DTM)のお話

まず譜面をSteinbergのDorico Proで作成(上のスコアがそれです)。そろそろDoricoを使い始めて1年になるのかな。作曲用途ではFinaleに比べて操作がシンプルで、かなりサクサク作業が進められます(もちろん、アイディアが思いつけばね!)。

その後MIDIデータをCubaseに持って行き、音源作成となります。Cl, Vaでは音源にVienna Instrumentを(シンクロン版ではない方。Solo Strings 1のViolaと、Clarinet Bb 1です)、ピアノにIvoryのItalian Grandを使用し、リバーブとしてVienna MIRのコンツェルトハウスの一番小さなホール(Schubertsaal)の残響をかけました。

ViennaもIvoryも今となってはかなり古株となったライブラリーですが、まだまだ最前線でバッチリです!特にViennaはイメージしたニュアンスを完ぺきに再現してくれるので、今回のような室内楽的サウンドでは本当にありがたいです。

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