オーケストラ・室内楽の制作(DTM)あれこれ

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エフェクトのDry/Wet量を、dBで計算する

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DAWでエフェクトを使っていて、インサートで使っていたリバーブをセンドに設定し直すことがあると思います。この際、「今までWet30%で使ってきたけれども、センドだと何dB送ればいいの?」と疑問がわく場面はないでしょうか。

また、Dry/Wetの調節機能のないコンプレッサーで、コンプをセンドエフェクトとして使う「パラレルコンプレッション」を行う場合、元の音の大きさを超えないようにするのに、設定に迷うことはありませんか?

今回、デシベルの計算について少しだけ勉強して、Dry/Wetのパーセントをデシベル換算する表を作ってみました。どれほど需要があるかは不明ですが、お役に立つ方が1人でもいらっしゃれば幸いです。

デシベルの簡単な計算

音量に関する単位「dB」を扱う際、常用対数の計算が必要となります。具体的には、音の大きさをa倍にしたいときのdBの増減量は

20log10a

の計算式で求められるとのこと。表計算ソフトではそのまま=20*LOG10(a)と入力すればOK。試しにaに2を代入して計算してみると、約6.02dBとなります。ときどき「6dB増やすと音量が倍になる」と言われることがありますが、こうやって求めるわけですね。

換算表

これを元に、原音とエフェクト音の比率の関係について、デシベルに換算したものを表にまとめるとこんな感じになります。CSVファイルも用意しました。

Dry/WetをdBで計算

表の使い方ですが、例えばDry/Wetを80%/20%の比でエフェクトをかけ、トータルの音量は原音をフェーダー0dBで鳴らすのと同じにする場合を見てみます。

この際、原音は-1.94dB(左から2列目)に音量を下げる必要があります。一方で、エフェクト音は-14.0dBの(4列目)ボリュームに調整すればOKとなります。

四捨五入の関係で原音の大きさを超える可能性がありますので、厳密なレベル管理が必要な場合はわずかに音量を下げるとよいと思います。

ただし、センドエフェクトを使う際は、フェーダーの音量調節が効いた状態で送ることが多いと思いますので(ポストフェーダー)、この場合は、表の右端の数字を使います。

例えば、ウェット20%(ドライ80%)のリバーブをかけるには、-12.0dBだけFXトラックに送ればOKです。

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