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Joshua Bell Violin Essentialを、Embertone本家に問い合わせしてアップグレードしたお話

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Embertoneのヴァイオリン音源、Joshua Bell Violinの廉価版であるEssentialを、フル版にアップグレードしました。手順は次の通りです。

  • Embertoneのメールフォームから、英語で問い合わせ
  • 返信で、Essentialのライセンスを残すかどうか聞かれる。Essentialを残さず、Full版への切り替えを選択(その方が$10安い)。
  • クーポンコードがメールで送られてくる。これを入力してEmbertoneサイトでJB Violinの決済をすると、割り引いた値段で($100)購入できる。

では、以下に経緯を詳しく書きます。

JB ViolinのEssential版について

2019年のブラックフライデーセール時期、Vn音源で人気の高いJoshual Bell Violinについて、奏法等を限定して廉価にしたEssential版が発売となりました。もともと$99とリーズナブルですが、発売記念ということで$59とさらにお安くなっていました。なお2020年7月現在、日本代理店(?)のSonicwireではEssential版の取り扱いがないようで残念です。

この年のBFセールで、私はChris Heinのソロ弦に手を出しましたのですが、Vnのイメージがかなり想像と違っていて(速いフレーズはいいけれど、ゆったりとしたフレーズの再現性に難あり……)、そのときにちょうどJB Essentialのイントロセールの話題が聞こえてきました。、$60ならとりあえず入手しておこうという気持ちで購入したところ、思いのほか気に入ってしまいました。

Embertoneにお問い合わせ

それからしばらく経ち、現在はVn協奏曲風のオケ曲を書いていて、ソロパートにJB Violinを使いたいなと考え、どうせなら奏法の充実したフル版で取り組みたいと思い立ちました。

アップグレード可能という話は海外フォーラム等で目にしていますが、いざ公式サイトに行っても具体的な案内ページはありませんでしたので、メールフォームから、シリアルナンバーを添えてアップグレードの申し込みをしてみます。英語での問い合わせは他サイトで数件やっておりますが、恥ずかしいことに未だドキドキしながら送信ボタンを押しています。

するとすぐに返信が返ってきて、Essential版のライセンスを残すかどうか聞かれました。

  • Essentialを残す場合……$110でフル版にできる($89引き)
  • Essentialを残さない……$100でフル版にできる($99引き)

私の場合、少しでも安い方がいいという理由でEssentialを残さないことにし、その旨返信します。このとき、特に認証解除など面倒な手続きは不要で、単にEssentialのデータを削除すればよいとのことです。

なお、1週間ほどしてNative Accessを立ち上げてみましたがEssential版のライセンスが消えるということはなくそのままでした。

ちなみに、Joshua Bellのフル版はFriedlander Violinなどと異なり軽量パッチがありませんので、Essential版を残しておく意味は十分にあります。容量もほんの数GBですし。

その後、Embertoneからクーポンコードが送られてきました(自分専用のもの)。これでJoshua Bellを購入すれば割引価格になるとのことで、早速決済します。後は、通常通りにダウンロード・認証ができましたので、報告とお礼のメールを送っておしまいです。

JB Violinの簡単なレビュー

Essential, Full版共通

鍵盤で弾いている分にはとても楽しく、最高のVn音源だと思うのですが、実際に曲を打ち込んでみると、独自の癖が見えてくるところもあります。

  • 音色について、G線~D線(低中音域)のふくよかさが美しく、他の音源と比べても随一だと思います。一方でE線のハイポジションは機械的に聞こえることも。高域ですすり泣くような表現は苦手かも?
  • レガートの遅延は少なめで打ち込みしやすいです(一律のタイミングでずらせば大体OK)。遅延タイミングのノートごとのばらつきも、ゼロではないですがよく抑えられている方だと思います。
  • 静かな旋律で、レガートの「キュッ」という切り替え音が目立つな……と思ったら、ベロシティの値を小さくすることで目立たなくできるようです。

フル版について

かなり多機能で奏法も充実しておりますが、私が気に入った・気になったポイントだけ列挙します。

  • Cresc, Dimのサンプルが長短2種類用意されており、ピッチベンドを使うことでサスティンからクロスフェードさせることも可能。リリカルに旋律を奏でることができます。クロスフェードさせる場合は切り替えが目立つこともあるので、スムーズに切り替わるタイミングを色々と打ち込んで試してみる必要があります。
  • 三重音・四重音を同時に鳴らすときに自動的にタイミングをばらしてくれる機能があり、確かに便利ではあるものの下の弦の余韻がブツ切れになってしまうので、カデンツァのようにソロで鳴らす場合は要注意。
  • デフォルトのダイナミックレンジが低め。強弱をつけにくい場合は、UIの歯車アイコンを押して変更しましょう。オケ・室内楽用途では、30dB以上(つまみの2時あたり)まで大胆に上げた方がよさそう。
  • 音のアタックや速いパッセージなどでピッチをあいまいにする機能があります。本物の演奏にかなり近い表現になりますが、芯がなくふにゃふにゃした音に聞こえるときもあり、そのときはUIの“Intuition”の中に設定項目がありますので、かかり具合を調整する必要すればOK。

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